市町村業務委託
水は循環しています。降った雨は川に流れ、最後に海に流れ着きます。そして、太陽に暖められた雨は、蒸発して雲になり、再び雨を降らせます。この循環している水を少し借りて、私たちは生活しており、水の循環を絶やさぬよう、使った水はきれいにして川や海に返す必要があります。この役割を担っているのが「下水道」です。
また、下水道のもう一つの役割は、降った大雨を速やかに川などに流し、浸水を防止することです。降った雨が一気に流れ込むと、河川の水位が上がり、水害となってしまいます。そこで、公園や学校、道路の下に水をためる施設を作り、一旦降った大雨を貯めておき、水の流出を調整することも、下水道の大きな役割なのです。
「サントリーエコ生活」引用
下水道システムは、施設を建設しただけで効果が発揮されるものではなく、終末処理場、およびそこまで汚水を送る管路施設の機能維持が、きわめて重要な意義を持っています。常に清掃・点検・検査・補修が必要なのです。
当社では、市町村から業務委託を受け、高圧洗浄車や汚泥吸引車により、下水道やマンホール、中継ポンプの管内清掃を行うほか、カメラ車等の専用車両で管内の状況を調査・確認し、破損・侵入水・陥没の発見に努めています。
テレビカメラ車
テレビカメラ車は、管きょ内にテレビカメラを挿入し、モニター映像を目視して状況を把握するための車両です。管きょ内に調査員が入ることなく、異状箇所の発見・判定・記録をすることができます。
高圧洗浄車(4t車)
高圧洗浄車は、水タンクの洗浄水を高圧ポンプの駆動により加圧し、水圧及び水量の力を利用して、堆積物や付着物等を除去・移動させる車両です。作業効率が高く、壁面も確実に洗浄できるほか、悪臭対策防止として洗浄のみを実施する場合もあります。
給水車(4t車)
給水車は、高圧洗浄車等に洗浄水を供給するための車両です。高圧洗浄車には水タンクが積載されていますが、作業では多量の洗浄水が必要となるため、給水車が作業現場と給水場所を往復して洗浄水を運搬します。
吸引車(4t 車 / 10t車)
ブロワーポンプを稼働して、吸引・排出ホースより液体(下水)や固体(土砂等)をレバータンク内に吸引し、そのまま運搬することができる車両です。ブロワーポンプは、空気の流れと真空力を発生させることができる装置です。